2005-07-19 07:00 am by 須坂新聞
須坂市東横町の市ふれあい館まゆぐらでは、現在約1000匹の蚕(かいこ)を飼育。繭(まゆ)作りや桑の葉を食べる様子など、間近で成長過程を観察できる。
須坂市はかつて製糸業のまちとして栄えたことで知られる。同館も明治時代の繭蔵を改修したもの。館内では信州須坂町並みの会機織り部会が伝統の機織り実演を行っているが、繭を作るもととなる蚕のことをもっと知ってもらおうと、ことし初めて飼育した。市内の小学校でも須坂の歴史を学び、蚕を飼育しているところもあり、すでに子どもたちからの問い合わせがあるという。
カイコが成虫になるまでの期間は30日〜40日。あと数日で繭を作りはじめるものから、まだ体長2センチほどの幼虫もいて、子どもたちが夏休みに観察するには絶好のタイミング。希望者は自宅に持ち帰って飼育することもできる。えさとなる桑の木も同館にある。
信州須坂町並みの会機織り部会会員は「タイムスリップして懐かしんでもらったり、子どもたちにも蚕と製糸のまち須坂の歴史に関心を持ってもらえれば嬉しい」と話している。開館時間は午前9時半〜午後5時。入場無料。同館TEL248―6225。
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