【衆院選公示】前職、新人4人が立候補〜30日投票へ夏の戦い

2009-08-22 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 第45回衆院選は18日、公示され、長野1区は4人が立候補した=写真。30日の投票日に向けて21日間の選挙戦を繰り広げている。政権選択選挙といわれ、自民・公明両党の政権継続か、民主党を中心とする政権交代かに関心が集まるが、有権者はマニフェスト(政権公約)や個人演説会、遊説、政見放送、選挙公報等で主張を知り日本の進路を託す最終決断をする。
 全国300の小選挙区と全国11ブロック比例代表の合計480議席を争う。立候補者は1,374人。小選挙区比例代表並立制で5回目だが、前回より242人多い。県内5小選挙区は、自民、民主、共産、幸福実現各5人、社民2人、無所属1人の23人で前回より6人多い。
 長野1区(定数1)は、自民党前職の小坂憲次氏(63)、幸福実現党新人の横田基文(もとふみ)氏(31)、日本共産党新人の山口典久(のりひさ)氏(48)、民主党前職の篠原孝氏(61)が立候補した。須高地区には政党や候補者個人の選挙事務所はないが、各派が選対組織や連絡所を構えて活動を展開中だ。
 小坂派は18日、須坂・高山連絡所(塩川町)に支持者約150人が集まり出発式を行った。小坂氏は「自民党政権への批判は真摯(しんし)に反省し改め、信頼を取り戻し、国会議員として6期20年育てていただいた今こそこの力をフルに使って日本の繁栄に尽くしたい」と決意を述べた。
 横田氏は18日、長野駅前で第一声。「消費税導入で所得税や法人税が減り、税収が減収した。消費税を全廃し、景気回復につなげる。北朝鮮の核ミサイルの脅威から国民を守る。2030年に全国をリニア鉄道で結び、3億人国家を目指す。夢を実現するため命をかける」と表明した。
 山口氏は18日、長野駅前で第一声。「自公さよなら、共産党を伸ばし新しい政治を。国民が審判を下し過半数割れで国民が主人公の政治を。大企業などの優遇税制を改め、公共事業や軍事費にメスを入れて還元を。是は是、非は非の立場を貫く確かな野党として働く」と力を込めた。
 篠原氏は18日、メルパルク長野で出陣式後、第一声。「いまだかつて選挙で政権が変わったことはないが、ようやく政権交代の時期が来た。民主党は準備万端整えてきた。農業者戸別所得補償制度の実現は私個人の仕事として約束したい。党の5つの約束にも取り組む」と宣言した。

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