2013-11-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂景観づくりの会(小林義則理事長、12人)は、昨年度から市内本上町の小路で黒壁プロジェクトを進めている。今月10、17日、本年度の事業で約45mを黒く塗った。4軒分の板塀や板戸、格子窓枠を会員や家族、小学生、一般参加者約20人がはけを持って作業した。
黒い壁越しに白い繭蔵などが映える須坂の良好な景観づくりを目指す取り組みは2年目で延べ105mに。
ゲストハウス蔵(本上町)に宿泊した東京の社会人4人組が飛び入りで参加した。
奈良県出身の宮永遼資(りょうすけ)さん(27)は取材に「須坂のまちは奈良に雰囲気が似ていて地元に戻ったように落ち着いた。はけを手に無心になれた」と述べた。
地元の野口梨衣(りえ)さん(須坂小1)は「はけは初めて使い、手が痛かった。台に乗って高い所も塗れた」。1歳半の子供を背負って高い所を塗った小林満里衣(まりえ)さんは「初参加。はしごの上でリンゴ取りをする感覚と同じ。だんだん面白くなってきた」と答えた。
小林理事長は「2年目は民間企業の助成を頂き感謝している。板塀を黒く塗ると奥の白い歴史的建造物が映える。子供たちには通る度に塗った壁のことを思い出してもらえるとうれしい」と語った。
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