須坂市議会〜一般会計予算原案通り可決

2017-03-25 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市議会3月定例会は17日、閉会した。市が提出した207億5,000万円の平成29年度一般会計当初予算案など33議案を原案通り可決した。一般会計当初予算案に対して、一部議員が修正案2件を提出したが共に否決した。その後の一般会計当初予算案採決は議長を除く19人のうち、賛成11人で可決した。
 修正案は、社会教育費の絵画1点(画家岡信孝さんの日本画)の購入費300万円と、教育総務費のパフォーマンス集団による公演などの委託料270万円を、それぞれ予備費に組み替える内容。
 絵画購入費の修正案は荒井敏議員ら3人が提出。修正理由として、文化財は大切としつつ「財政が非常に厳しいと言われている中で、この時期に公費で購入することは疑問」「市民に十分理解されていないことから不信感を持たれている」などとした。
 討論で、岩田修二議員が修正案に賛成の立場から、「市長が施政方針で示した『厳しい財政状況の中で真に必要とされる事業の実施と施設の整備。あれば便利だが、なくても大きな支障がなく、我慢できる事業は十分検討する』という考えはどこに行ったのか。必要な事業に必要な予算を基本とした予算編成を望む」と述べた。議長を除く19人で採決し、賛成少数(6人)で否決した。
 パフォーマンス集団による公演などの委託料の修正案は宮本泰也議員ら2人が提出。修正理由として「一過性のイベントで、子どもの学力・体力向上に大きく影響するとは考えにくい」などとした。議長を除く19人で採決し、賛成少数(4人)で否決した。

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