2020-02-22 07:00 am by 須坂新聞
高甫保育園の年中児(22人)は17日、地域の農業女性らで作る「豆っこの会」のメンバーと一緒にみそを仕込んだ。約10カ月間、園の北側で貯蔵する。熟成した頃から複数回に分け、園給食のみそ汁で味わう。
村石豊子さん(下八町)、伊藤香代子さん(野辺町)、神林成子さん(上八町)、中島奈緒美さん(屋部町)が来園。大豆と米こうじと塩で簡単においしく造る手順を説明した。材料となる大豆は豆っこの会が須坂産の2品種、計5kgを提供した。
園児は一人ずつ順番に、ハンドルを回す手動の機械で大豆をすりつぶした。たらいの中で米こうじと塩を合わせ、「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と“おまじない”を唱えながら力いっぱいこねた。それを野球ボール大に丸めて仕込み用のポリ容器に入れ、空気を抜いた。最後は村石さんらが密閉して蓋をした。
豆っこの会は10年ほど前から食農教育の一環で、園児とみそ造りを続けている。村石さんは「幼い頃からおいしいみその味を知ってほしい。私たちの思いを受け入れてくれる園に感謝しています」と話す。また本多久子園長は「このみそが食べられるのは、仕込んだ年中さんが年長になった冬。地域の方のおかげで、高甫ならではの貴重な経験をさせていただいている。本当にありがたいことです」と話していた。
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