2020-08-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内4中学校の正副生徒会長でつくる「須坂市中学校生徒会サミット」は17日、オンラインによるサミットを開き、インターネットやSNS(会員制交流サイト)の使い方などについて話し合った。新型コロナウイルス感染症の影響で、例年のように一堂に会することはできなかったが、オンラインのメリットを生かして活発に意見交換した。
ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、各校の正副会長12人らが参加。メインテーマのネットやSNSの使用では、各校の生徒や地元小学校の5、6年生児童を対象に実施したアンケート調査を基に、現状分析した結果を示した。
課題として、子どもたちの有害サイト接続を防ぐ「フィルタリング」の活用をはじめ、困ったときの相談窓口や保護者との利用時間の確認、個人情報の漏えい防止などの取り組みを挙げた。
今後は、2年前に統一ルールを決めて作成したリーフレットの改訂を目指し、12月に予定する次回サミットで意見をまとめる方針。
アドバイザーとして参加した名古屋大大学院情報学研究科の遠藤守准教授(須坂市明徳町出身)は、フィルタリングについて「どこかのタイミングで必要なくなる。そのときにネットやSNSを安全に使っていけるかどうか。これを前提にいろいろ考えてほしい」と呼び掛けた。
また、生徒たちは1学期の生徒会活動についても報告。例年とは異なるコロナ禍で、感染防止対策を講じながら新しいアイデアを取り入れるなど、工夫を凝らして取り組んでいる状況を説明した。
生徒からは「大変な状況だけど、生徒と学校にとって本当に必要な活動や持続可能な活動について見つめ直す機会でもあると前向きに捉えていきたい」との声があった。
本年度のサミット担当校の東中生徒会長の青木千洋(ちひろ)さん(3年)は取材に、「(コロナ禍の)こういう状況に置かれてネットやSNSに接する場面が増えていく。その上で使い方をしっかり考えていきたい」。オンライン会議を初めて体験し、「話しやすい環境で気軽に意見が交換できた」と話していた。
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