2020-08-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は「市民防災の日」の23日、仁礼小体育館で「緊急避難場所・避難所開設運営訓練」をした。例年開く市民参加の総合防災訓練は新型コロナ対策で縮小した。参加者を市職員と市内15校の校長・教頭ら約150人とした。2班に分かれて小中学校と市体育施設に設置する避難場所に避難者を受け入れる場合の運営を体験した。また、避難場所を避難所に切り替え、避難所生活に必要な段ボールベッドの組み立てなど体験した。
市は昨年10月の令和元年台風(19号)により避難場所・避難所運営を経験した。避難場所・避難所を設置する場合、職員の役割分担や考え方の統一が不可欠との共通認識に至った。加えて新型コロナ感染を防止するための運営が求められる。感染防止対策を講じ、避難者の安全確保がこれからの課題に上る。
昨年避難所運営に当たった男性職員は取材に「曖昧になっていたものが明確になった。職員の共通認識を広め市民の共通認識にもなればいい」。別の男性職員は「実際にやってみて避難所開設のイメージがつかめ、手順が分かった。コロナ対応では避難者の受付を丁寧に対応しなければならないことも分かった」と取材に語った。
市の指定緊急避難場所は80カ所。指定避難所は77カ所。避難場所・避難所の所管は市民課から社会共創部と教育委員会に変更となった。避難場所・避難所となる各小中学校には担当職員を配置した。学校と連絡を密にして役割分担や避難場所の運営のための打ち合わせを毎年していく。
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