2005-05-19 12:00 am by 須坂新聞
3月に設立したNPO法人「へそのお」(倉石知恵美理事長)30人が、食育栄養士・堤あやさん(福岡市)の話に耳を傾けた。
堤さんは「健康な生活の基本ベースは食べ物。最近の子どもたちは心の病を抱えたり、体の変調を訴えるケースが目立ち、いずれも食事内容に原因があることが多い」と指摘。現代の家庭の食事はタンパク質・脂肪・糖質炭水化物といった熱源栄養素を必要以上に取りすぎ、ビタミン・ミネラル・食物繊維の保全栄養素が圧倒的に足りない傾向にあるという。こうした現代型栄養失調が子どもたちの心や脳、体をむしばみ、イライラやキレる原因を作っていることや、50年前に比べると野菜やくだものの栄養価が激減し、優れた食材を口にすることが難しくなっている点についても話した。
また「子どもは国の財産。子育て中のお母さんたちが食育の知識を身につけ、子どもたちに伝えていってほしい」と訴えた。学習会に参加した山本めぐみさん(須坂市大谷町)は「以前から食育には関心があったので、とても参考になりました。自分でももっと勉強してみようと思います」と話していた。
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