2005-08-05 12:00 am by 須坂新聞
須坂市村石町の世界の民俗人形博物館で21日、アイルランドの磁器人形約140点を展示する「アイリッシュドレスデン展」が開幕。オープニングセレモニーとして同日夜、同国大使館広報官のアッシュリン・ブレーデンさんらを交えた交流会が開かれた。
交流会には三木市長をはじめ、関係者や一般市民合わせて70人が参加した。アッシュリン広報官は「アイルランドは緑の国。須坂は花と緑のまちと聞きました。この展示会をきかっけに両国の交流がもっと深まれば」とあいさつ。同人形の輸入・販売を行うアイリッシュドレスデン・ジャパン(東京都)の宮城央江社長は「長年の夢だった博物館での作品展が、長野で実現して嬉しい。この機会にぜひアイルランドの素晴らしい伝統工芸を見て感動してほしい」と話した。
須坂産のシードルで乾杯した後、アイルランド産のサーモンやリキュールなども振る舞われた。またロビーには数千円から購入できるギフト用のレース磁器人形もあり、関心を集めていた。
アイリッシュドレスデンの前身は1895年、ドイツで創立したミューラーフォルクシュタット社。第二次世界大戦後、当時の経営者は再興をかけてアイルランド南西に工房を移し、社名をアイリッシュドレスデン社に変更。本物のレースと見間違うほど繊細なレース模様とエレガントな表情を持つ磁器人形の伝統を今に伝えている。同工房から皇太子夫妻の長女愛子さまにレース磁器ひな人形が献上されたといい、同展でも同様のものが展示されている。会期は8月30日まで。
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