2007-12-22 02:35 pm by 須坂新聞
須坂市立博物館が8月25日に開いたイベント「臥竜山たんけん〜チョウに親しむ」で、受講者が坂田山から放したアサギマダラが10月に大阪府で捕まったのに続いて、11月1日に1,234km離れた鹿児島県の奄美大島で新たに1頭が捕まった。
アサギマダラは長距離を移動するチョウでその生態は詳しく分かっていない。チョウについて学ぶ目的で、羽に日にちや「SUZAKA」の文字、個体番号などを書いて、受講者18人が41頭を放した。
今回は小山小の桂本和弘教諭(旭ケ丘)が放ったチョウが捕まった。直線距離で前回の大阪の約4倍飛んだことになる。講師を務めた蝶の民俗館(本上町)の今井彰さんは「2頭も捕まり、天敵にやられることなく、2カ月以上飛んでいたなんてとても運がいい。各地を飛んだ末に奄美大島まで行ったのだろう。アサギマダラの寿命は詳しく分かっていないが長寿と考えられる。来年もまたやりたい」と話している。
桂本教諭は「自分の放したチョウが2カ月以上も飛んで、奄美大島まで行くなんて。チョウのたくましさや神秘を感じる」と喜んでいる。
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