2011-02-26 07:00 am by 須坂新聞
長野電鉄屋代線の在り方を話し合う長野電鉄活性化協議会は24日、長野市役所で開いた。2日の同協議会で決まった、屋代線を廃止してバス運行への転換の結論を受けて、副会長の笠原甲一長野電鉄社長が「今年度中に廃止届を国に提出し、1年後には廃止したい」と表明した=写真。バス運行形態に関する資料も示され、来年度に地域住民などと協議しながら詳細を決める。
鉄道の廃止は、原則として事業者が国土交通省へ届け出てから1年後だが、「公衆の利便を阻害する恐れがない」と認められた場合は廃止日を繰り上げることができる。
笠原社長は「バス代替運行の内容を地域の人や関係者と協議し、1年かけてバス運行に対する不安を払しょくしたい。早く合意形成が得られれば廃止時期を早めることもある」とした。
委員からはバス運行に対して、渋滞による時間の遅れや、人員輸送能力、電車より高くなることが見込まれる運賃に対する疑問の声があった。
今後のバス運行形態の協議について「沿線の人のためになる本当に必要な交通ネットワークを」「地元の利便性を高める議論を」「十分な合意形成を」などの要望があった。
バス運行について笠原社長は同社が主体となって対応する考えを示した。ルートや停留所数、運行本数、運賃など具体的な内容は今後、協議するが、屋代線の代替との位置づけから、ルートなどは屋代線に沿った形になるとみられる。
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