「相森中が発電所に」って?

2012-11-03 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 相森中学校で25日、同校の屋根を利用した太陽光発電所を開所した。事業は太陽エネルギー推進協議会(西原秀次会長、事務局=須坂市南横町)が担い、全量買い取り制度を活用して発電の全量を中部電力に売電する。公共施設を地域エネルギーの生産基地、災害時の避難場所、環境教育の場として活用。県内初のモデル事業として自然エネルギーの普及効果も期待される。
 教室棟、体育館、武道場の屋根にパネル440枚を設置した発電出力は127.6kwで、年間発電量は15万3,600kw時を見込む。当面は20年間活用する予定だ。
 協議会では、日本は現在エネルギー産出のため多量の化石燃料を海外に依存。自然エネルギーによる自家発電で、エネルギー費用を域外に流出することなく、地域経済の活性化が図られ、しかも環境保全にもつながる―としている。
 また、職員室に発光ダイオード(LED)照明、体育館に非常用電源装置、校舎入口に発電状況などを表示したパネルを設置、非常時の避難場所としての機能を高めた。
 西原会長は「太陽光発電が新たな産業となるモデルにしたい。また、長野県、全国の自然エネルギー普及のきっかけにしていきたい。県や市の協力に感謝」、三木正夫市長は「非常時の避難場所、環境教育の場としても活用でき、ありがたい」と話した。当日、関係者による通電式を行った。

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