2012-12-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内の耕作放棄地を再生して小麦の栽培研究に取り組んでいる須坂園芸高農業経済科情報会計コースは、収穫した小麦を使って洋菓子ラスクを作った。昨年に商品化したパンに続く第2弾で、須坂みそ味など4種類ある。生徒たちは「自分たちで栽培した小麦が商品になってうれしい。学校の名物にしたい」と話している。7日午前11時半〜午後0時半に同校ロータリーで販売する。
ラスクは薄切りのフランスパンに味をつけて焼いたもの。同コースの古田美紀さん(3年、長野市)と桜沢恵さん(同、同)を中心に数種類を試作し、一般的なシュガーのほか、チョコレート味、メロン味、須坂みそ味を商品化した。製造は信濃食産(米持町)に委託した。1袋200円。
みそ味は「昔懐かしい素朴な味」という。11月に長野市で開いた産業フェアで初販売したところ、メロン味が好評だったという。
同コースでは3年前から、耕作放棄地解消や地域活性化、地産地消を目的に、栽培に比較的手間のかからない小麦の栽培研究に取り組んでいる。
五閑町と井上町の水田と果樹園だった耕作放棄地を再生するなどして県産小麦「ユメアサヒ」を栽培した。
水田だった畑は、1年目はほとんど収穫できなかったが、今年は昨年の3倍の10a当たり約300kgの収量があったという。
収穫した小麦を使って昨年はパンを商品化し、今年は女性をターゲットにしたラスクを考案した。
7日はラスクと、食パン、フランスパン、菓子パンを販売する。数に限りがあるため、売り切れ次第終了。問い合わせは同校の柳沢教諭☎026-245-0103まで。
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