2013-03-24 07:00 am by 須坂新聞
オリオン機械(須坂市幸高、太田哲郎社長)は、昨年発売した食品乾燥機「ドライマン」を効果的に使うため、女性7人をメンバーにプロジェクトを立ち上げた。本社工場に設けた「テストキッチン」でレシピ集(食材乾燥方法書)の作成に取り組んでいる。リーダーで事務局の竹井伸雄さんは「試験データを基に4月末までに20品目ほどそろえたい」と話す。同設備は公開もし、開設1カ月(2月末)で10団体が来訪している。
テストキッチンは広さ約80平方メートル。クリーンルームを改装した。ドライマン4台や急速冷却器3台、スチームコンベクションオーブン、電磁調理器、蓄氷冷却器、真空包装機、チルドマン(同社の業務用冷蔵庫)、脱臭装置などを置く。
AB2班のプロジェクトメンバーが1週間交代で果物や野菜、和洋菓子などの試験乾燥に取り組んでいる。
池田とも江B班班長は「ドライマン4台で温度条件を変えてデータが取れるが、食材ごとに乾燥が進むどこで取り出すかなど見極めは難しい」と話す。
同社は地元農家や各種団体に設備の活用を呼びかける。農業の6次産業化も支援し、外部からの依頼に応じた試験も行っている。
同乾燥機は同社の断熱・省エネ技術を使って開発した。100ボルト電源で動作するヒータレス乾燥機で、2種類の販売価格は55万円と70万円。
現在、デモ機を市蔵のまち観光交流センター(須坂市東横町)に置き、登録3団体が利用しているという。
2013-03-24 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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