2013-11-02 07:00 am by 須坂新聞
長野市でこのほど開かれた「産業フェアイン善光寺」で、前田鉄工所(須坂市豊丘上町、半谷雅典社長)は電源なしでも使える新製品「薪焚バイオマスボイラー」を出展した。
新製品は、燃料に木材やがれきなどを使って、災害発生時も手軽に湯を沸かすことができる。開発は東日本大震災の際に電力供給が止まり、被災地に支援物資が届けられても湯が作れず、被災者が困っていたことがきっかけだ。「支援物資のカップ麺が食べられるように」と、昨秋から電気を使わない製品の開発を進めてきた。
本体の大きさは縦・横各60㎝、高さ110㎝。下部の炉で木材などを燃やして、上部のステンレス容器で水を沸かす。1時間当たり4〜6㎏の燃料を使って、140ℓの水を80度まで熱する。車輪付きで移動でき、価格は50万円程度を予定。
現在は試作の段階で年度内での販売を目指す。同社では「災害対策を進める自治体や企業に販売するほか、各イベントでの需要を見込む」と話す。
また、大福食品工業(須坂市相森町、門脇一郎社長)は、新製品スイーツコロッケを展示、販売した。
商品はバニラアイスにころもを付けてそのまま揚げる。外はアツアツで中は冷たくて、その意外性が人気という。今後は須坂産果実を使ったスイーツコロッケを作りたいとしている。門脇社長は「まだ試作の段階だが、新感覚の味わいが楽しめる。イベントなどで出来立てのおいしさを味わって」と話す。
同社は「世界1楽しいコロッケ」をテーマに群馬サファリパークや富士山こどもの国などテーマパーク用のオリジナル商品を提供。顧客の希望に応じてオンリーワンのコロッケも製造している。
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