2013-11-09 07:00 am by 須坂新聞
高甫小学校と高甫地域づくり推進委員会は31日、「柿の里づくりin高甫」と題する平和学習イベントを開き、柿の皮むき体験会や、むいた皮の長さ競争などを行った。
同推進委員会が2001年、長崎で被爆した柿の2世苗を通じて平和への思いをつなぐ「柿の木プロジェクト」に参加し、校内に2本植樹したのを機に、学校と地域をあげての平和学習が始まった。併せて高甫地域はもともと柿の産地だったことから、伝統のころ柿(干し柿)を地域の人と作り、共に平和を考える機会として定着した。
皮むき体験は、1〜6年までの縦割り10班に分かれて実施。被爆2世柿の木からとれた約300個を含む計2,700個を、地域の老人会や婦人会、育成会、PTAらが見守る中、慎重にむいた。器用な手つきでナイフを動かしていた中嶋亮介君(6年)は「干し柿はあまり食べないけど、皮をむくのは楽しい」。また小林智哉君(1年)は「家で練習してきたよ」。
皮むき競争は各班から選出された20人と、地域の人や先生が参加。児童の優勝は牧奏汰君(6年)の84㎝、2位は斉藤紗雪さん(6年)の83.5㎝、3位は根津亜聡君(5年)の82㎝だった。むき終わった柿は、校舎のベランダに吊るして食べごろを待つ。
この日はほかに、読み聞かせボランティア「須坂あかりの会」が東京大空襲を題材にした紙芝居を上演。また3年生が平和学習の発表を行い、全校で戦争の悲惨さと平和の尊さを考えた。
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