須坂ニュース　須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか

須坂市〜栃倉が給食センター「最適地」

2016-06-04 09:37 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市と市教育委員会は30日の市議会全員協議会で、学校給食センター建設候補地の再検討結果を報告した。当初と同じ仁礼町栃倉地区の県道長野須坂インター線沿いの場所が「最適地だという結論に達した」とした。
　現給食センター（村石町）は昭和51（1976）年建設で、老朽化のため建て替えを計画している。市議会は3月定例会で、栃倉地区近くにある堆肥製造工場に関わるものを含めた臭いを懸念すると共に、現地改築も含めて、市側に建設候補地の再検討を求める修正案を可決した。
　市は臭いについて、新給食センターは最新の施設で臭いが外部に出ることはほとんどない。栃倉地区で約1カ月、臭気強度調査を行った結果、臭気が測定されたのは2日間、強度は共に5段階中の2で、決して臭いの強い地域ではないとした。
　3月定例会以降、栃倉以外に仁礼町の中の5カ所を候補地として検討したが、住宅に隣接していたり、幹線道路までの接続が良くない、造成費が高額になるなどの課題があるという。用地購入費は約3,000万〜8,500万円とした。
　栃倉の候補地は、給食配送車の運行が生活道路へ影響を与えない、交互通行できる幅員がある道路に接しているなどの条件を満たしているという。
　現給食センターに隣接する市有地への建て替えについては、必要な敷地面積が確保できず、調理場を複層階にすると、建設費や調理委託料の増加などが見込まれるという。隣接する農地を買い足す場合は購入費が約2,000万円とした。
　中沢正直副市長は「仁礼町に（建設候補地の）受け入れの判断をお願いする中で、承諾いただいた経緯があり、仁礼町との信頼関係の上からもほごにすることはできない」と理解を求めた。