JA須高本所、特殊詐欺を未然阻止〜須坂署が感謝状

2016-07-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署は26日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、JA須高本所に感謝状を贈った。山本貞雄署長が同所に出向き、関正行所長らに手渡した。
 6月29日午後、80代女性が「300万円をおろしたい」と来所。対応した総務金融課の小田切麻理子さんが用途を尋ねると、「息子から電話があり、家のリフォームをするので300万円を用意してほしい。おろしたら息子に渡す」と話したという。
 このため、小田切さんは、女性がオレオレ詐欺に遭っているのではないかと疑い、同課課長代理の勝山仁美さんらにも伝えて説得したが、女性は「息子とは毎日電話をしている。間違いない」と納得してもらえないため、関所長が警察に通報すると共に、勝山さんが、この女性に関連する書類に記してあった県外在住の実の息子の携帯電話に連絡をとったところ、詐欺と判明。女性もようやく納得した。
 感謝状を受け取った関所長は取材に「最近も警察に連絡する前に振り込みを思いとどまった事案があった。須坂市で特殊詐欺が連続して発生していると聞いているので、さらに対応を強化したい。特にJAのお客さまはお年寄りが多いので、一層注意していきたい」、小田切さんは「職場の皆さんの素早い対応があり、お客さまの大切な財産を守ることができてよかった」と話していた。
 JA須高本所は昨年6月にもオレオレ詐欺を防いで署長感謝状を受けている。
 なお、須坂署管内の特殊詐欺は6月末日現在、既に昨年1年間と同数の5件を認知。うち3件は6月に須坂市で発生した。また、金融機関の窓口やコンビニエンスストアなどでの水際阻止は今回で8件目、合計で563万円が守られている。

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