2019-06-22 07:00 am by 須坂新聞
小山小学校の6年生(72人)は14日、須坂高校の文化祭「りんどう祭」で毎年建立されるシンボルの巨大龍の制作に協力した。地域の子どもたちにも龍制作に関わってほしい―と高校生が近くの同小に協力を依頼。児童たちは龍のうろこになる部分に色を塗る作業を手伝った。
この日は龍制作に関わる「龍執行」の2、3年生ら18人が同小を訪問。巨大龍1体に必要なうろこの10分の1に当たる約500枚を持参し、児童と一緒に作業した。児童は高校生に教わりながら、うろこの形に切った段ボール紙に、ビニール手袋をはめた手で銀色の塗料をきれいに伸ばしながら塗ったり、はけで黒色の縁取りを描くなどした。
龍制作の龍長を務める黒岩俊甫君(3年、高山村牧)が、完成したうろこの裏面に願い事を書くことを発案。「最終日に龍が燃えて天に昇ったときに願いがかなうかも」と呼びかけると、児童たちは「警察官になりたい」「バレーボールで全国大会出場」「宝くじを当てたい」「テストで100点を取る」「空を飛べるようになりたい」など、思い思いに夢や目標などを書き込んでいた。
6年の小林絢香さんは「高校生が丁寧に教えてくれて(作業する内容が)分かりやすかったし、とても楽しかった」と笑顔。巨大龍の実物は見たことがないといい、「完成した龍を見に行くのが楽しみ」と話していた。
龍長の黒岩君は子どもたちの作業風景に手応えを感じた様子で、「龍制作を学校内で終わらせず、地域に根付くものにしたい。うろこだけでなく他のパートの制作や、小学生に限らず対象を広げるなど、新たな伝統として定着していけばいい」と期待していた。
今年のりんどう祭は27〜30日(一般公開は29、30日)に開催。高さ約10m、全長30m弱を計画している巨大龍は26日の午後、校庭に建立される。
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