豪雨災害被災地の復興へ支援の輪

2019-12-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon■須坂市観光協会がイベント義援金
 須坂市観光協会(本藤浩史会長)は3日、各イベントで寄せられた義援金107,883円を台風19号豪雨災害の支援に充ててほしいと須坂市の三木正夫市長に贈った。
 同会は11月、静岡市で開かれた大道芸ワールドカップ、神奈川県三浦市で開かれた「みうら市民まつり」、須坂市銀座通りで開かれた「うまいもん市」に参加、販売した須坂産品の純利益分と募金で約10万円集まった。そこに蔵のまち観光交流センターに設置してある募金箱の11月分を加えて贈ることにした。
 本藤会長は「静岡、神奈川の会場でも須坂支援への温かな気持ちを感じた。多くの方の善意が込められた義援金です。少しでも皆様のお役に立ててほしい」と話した。三木市長は「多くの方からのご支援、本当にありがたい。復興復旧のために使わせていただく」と感謝していた。
■小布施町文化観光協会栗祭りの義援金
 小布施町文化観光協会は3日、10月26日の「おぶせ栗祭り」で募った台風19号災害の義援金約4万円を小布施町に贈った。会長の大窪経之さんと副会長の市川博之さん、理事の平松幸明さんが町役場で市村良三町長に手渡した。
 大窪会長は「災害の後だったが、町を盛り上げようと開いた。例年以上に大勢に来てもらい、募金に協力してもらった」と話した。義援金のほか、被災農家の栗を焼き栗にして販売。売り上げ32万円を農家に渡している。
 市村町長は「多くのイベントが中止になる中、被災者からもやってほしいという声が出ていたのでありがたかった」と感謝した。
■高山村商工会が見舞金高山が小布施へ
 高山村商工会は3日、台風19号豪雨災害で千曲川氾濫の大きな被害を受けた隣町の小布施町商工会に見舞金10万円余を贈った。高山村商工会長の藤澤一彦さんが小布施町商工会を訪れ、町商工会長の桜井昌季さんに手渡した。
 高山村商工会の藤澤会長は「連携させてもらっている商工会同士なので少しでも役に立てればうれしい。村内イベント『信州高山 秋のおごっそに乾杯!』で募金し、商工会役員のカンパを合わせた」と趣旨を伝えた。
 小布施町商工会の桜井会長は「高山村も被災しているなかで本当にありがたい。町商工会加盟の10社が被災している。その会社にお渡ししたい」と感謝した。
■全国・県町村会が高山村に見舞金
 全国町村会(荒木泰臣会長=熊本県嘉島町長)と長野県町村会(羽田健一郎会長=長和町長)は11月26日、台風19号の豪雨で被災した高山村に災害見舞金を贈った。県町村会副会長の市村良三・小布施町長が村役場を訪れ、藤沢敏和副村長に手渡した。
 災害救助法が適用された高山村に対し、全国町村会は3万円、県町村会は5万円の見舞金を贈った。
 市村副会長は取材に、日頃から小布施町が高山村と協力し合っていることを踏まえながら、「北信地域一帯と考えている。一緒に復旧・復興して、また元気にやっていきたい」と語った。
 藤沢副村長は「生活道路がかなり痛手。観光業の皆さんにとっても大きなダメージになった。貴重な財源を見舞金という形でいただけるのは本当にありがたい」と感謝した。

2019-12-07 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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