2005-05-18 12:00 am by 須坂新聞
弁天様のサクラを元気にしよう―。須坂市豊丘町中灰野梅ノ木地区住民約30人は8日、同地区弁天様広場にあり住民に親しまれている老樹化したシダレザクラの樹勢を回復させるため、幹の空洞をふさぐなどの作業を行った。
シダレザクラは、推定樹齢約200年で、樹高約10メートル、幹の直径約1.2メートル、周囲約4メートルの巨樹。毎年春になると見事な花を咲かせ多くの人が花見に訪れるが、近年は老樹化などから幹に蘚苔類や地衣類が繁茂し、根元には腐朽による大きな空洞ができるなど樹勢の衰退が進んでいた。
昨年9月に樹木医の診断で回復の対策が必要との指導を受け、今回、お花見を兼ねて開いている恒例の春祭りを前に住民が協力して作業を実施。人が入れるほどの大きな空洞に土と木炭を入れてふさぎ、根を張りやすくするなどした。
今後は施肥や草刈り、土壌管理などの手入れを行う。同地区組長の坂田袈裟義さんは「昔から親しまれている立派なシダレザクラなので、黄桜と合わせて多くの人が訪れる場所にしたい」と話している。
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