2012-11-18 07:00 am by 須坂新聞
遠藤酒造場(須坂市本上町、遠藤秀三郎社長)は9日、酒造りシーズン最初に誕生した「どむろく渓流」を鏡開きし、初出荷を祝った。蔵(北原町)に関係者を招き、新酒の出来栄えも聞いた。先ごろ開いた「秋の蔵開き」イベントで「初代利き酒マドンナ」に選ばれた武井隆子さん(37、境沢町)が初仕事を行った。
新酒は10月18日の洗米から23日間で出来上がった。もろみ(こす前の粒の混じった酒)をそのまま瓶詰めする新鮮な酒。武井さんは1週間ほど好きな日本酒を控えたという。「シュワシュワしておいしい」と頬を染めた。
杜氏(とうじ、製造責任者)に就任し、21年目の酒造りが始まった勝山敬三杜氏(50)は、取材に「ここまで気候は暖かめ。酒造米も暑かった夏の影響で刈り取りが遅れ、出来を心配したが、いい米で造りやすかった。どむろくはフレッシュさが売り」と話す。
遠藤社長は「どむろくは720mml詰めで12万本ほど出荷する予定。これからの時期は冷やして鍋物のようなこってり味と相性がいい。酒造りは来年4月末まで毎日1t近くの米を蒸かす。蔵人の手を借りて自然作物の米を発酵させる。水や空気、須坂の風土を活用し、出来上がりを楽しみにしたい」と話す。
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