2012-11-24 07:00 am by 須坂新聞
信州岩波講座実行委員会は先ごろ、東日本大震災復興支援の一環で、岩手県下閉伊郡山田町の保育園3園を訪問し、読み聞かせのほか、絵本など330冊の寄贈を行った。併せて、NPO法人ふおらむ集団999が、今夏の信州岩波講座で開いた古本市売上金約5万円分の本の目録を山田町役場に届けるなどした。
本を通じて子どもたちの笑顔を取り戻すきっかけになればと、昨年から継続する支援活動。須坂市子ども読書活動支援研究会のメンバーが協力し、各園でパネルシアターや大型絵本、紙芝居などを披露した。さまざまな仕掛けの演出で園児たちは、あっという間に物語の世界に引き込まれ、いっぱいの笑顔に満ちあふれた。
研究会会長の湯本理恵さん(旭ケ丘町)は「1年2カ月ぶりに行ったが、復興が進んでいないことにショックを受けた。しかし子どもたちは元気にすくすくと育ち、地域の人たちに明るい希望を与えてくれていると聞いた。本を通じた私たちの活動も子どもたちの笑顔を支える支援につながればうれしい」と話していた。
このほか、ガールスカウト長野県第1団は園児全員分のおもちゃ、旭ケ丘小学校は校内音楽会の様子を収めたDVDを届けた。
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