2015-12-19 07:00 am by 須坂新聞
「信濃路はゆとりの笑顔とゆずりあい」をスローガンに、県独自の「年末の交通安全運動」が大みそかまで繰り広げられている。
日没の早い冬道で飲酒の機会が増え、往来も激しくなる年末の交通事故防止を図る取り組み。須坂警察署や須高交通安全協会では関係機関と連携して各種活動を展開中で、人波作戦を14〜16日に須高3市町村で実施した。須坂市では14日早朝、高畑町の国道403号沿いに関係者約90人が立ち、交通標語を書いたのぼり籏を掲げて、通行車両に注意を呼び掛けた。県警マスコットキャラクター「ライポくん」も応援に駆け付けた。
須坂署管内では15日(349日目)現在で201件の人身事故が発生、死者1人、負傷者225人を数える。前年同日に比べて件数は30件(13.0%)減少、死者は同数、負傷者は39人(14.8%)減少している。
市町村別で▽須坂市=発生159件で24件減、負傷者176人で32人減▽小布施町=発生32件で5件減、死者1人で1人増、負傷者38人で5人減▽高山村=発生10件で1件減、負傷者11人で2人減。
類型別でも多くの項目で減少。特に▽交差点=117件で38件減▽高齢者=84件で26件減▽二輪車=9件で11件減▽夜間=45件で11件減―などが大幅に減少している。
なお、須坂市での死亡事故は昨年7月28日以降発生しておらず、死亡事故ゼロの連続日数が12月10日で500日に達した。
その一方、事故が多発していた変則五差路を改良して昨年9月に誕生した須坂市野辺町の環状交差点(ラウンドアバウト)では人身事故はないものの、15日現在で5件の物損事故(いずれも車両対車両)が発生、このうちの3件が11月に集中している。
須坂署の坂下郁夫交通課長は「気ぜわしい12月は事故の発生が懸念されます。通り慣れた道でも余裕を持って一層の安全運転を」と呼び掛けている。
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