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食育リーフレット作成〜須坂市と須坂市教委

2016-07-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市と市教育委員会はこのほど、主に園児〜中学生とその保護者向けに食育リーフレットを作成した。各成長段階での食育の目標や、目指す姿、家庭での取り組みなどを示しているほか、早寝、早起きや、朝食の重要性などを解説している。親子料理教室や授業参観などの際に、保護者に説明しながら配布している。
　リーフレットは、食育の基本的な方針を示し、家庭、学校、地域などが連携して取り組めるように、校長会と家庭科教諭、養護教諭の協力を得て初めて作成した。A4判、オールカラー6ページ。
　園児は、目標を「家族や友達と楽しく、おいしく食事をしよう」とし、目指す姿は▽食べ物の働きが分かる▽３食決まった時間に食べ、決まった時間に寝る。家庭での取り組みは▽早寝、早起きをしよう▽朝ご飯を食べよう▽苦手な食べ物に挑戦してみよう―などとしている。
　小学生高学年は、目標を「栄養のバランスを考えて食べよう」とし、目指す姿は▽栄養のバランスを考えて食べることができる▽五大栄養素が理解できる―など。家庭での取り組みは▽ご飯とみそ汁を一人で作ってみよう▽栄養のバランスを考えた食事を作ってみよう―などとしている。
　朝食の必要性について、頭（脳）、体、腸の働きにスイッチが入り、元気に一日をスタートさせることができると説明。朝食を食べている生徒と、そうでない生徒では、学力調査の平均正解率に差があることをデータで示している。
　生活のリズムを整えるポイントとして、毎日決まった時間に起きて朝日を浴びることや、朝食を食べることなどを呼びかけている。また、就寝前にスマートフォンやテレビゲームなどの光を見ると寝付きが悪くなるという。
　28日に須坂小で行われた、3年生の親子を対象にした料理教室では、市の栄養士がリーフレットを使って、朝食の意義などを説明。保護者の黒鳥由理子さんは「家のみそ汁はもっと具だくさんにしたほうがよさそう。基本的なことが書いてあるので参考にしたい」と話していた。