須坂市議会〜正規保育士増員求める決議可決

2016-07-09 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 6日の須坂市議会本会議で、議員6人が、保育所の正規雇用保育士の増員を求める決議案を提出し、賛成多数で可決された。
 決議書では、市内の公立保育園では保育士数に余裕がなく、また、3歳未満児の入所希望が増加傾向にあることなどから、保育士確保が求められており「非正規雇用では身分保障、待遇面で応募者が限られる。正規雇用保育士の増員こそが保育士確保の最善の策」と要望した。
 ことし4月現在の公立保育園10園の職員は、正規保育士が園長を含めて57人(25.9%)、嘱託保育士62人(28.2%)、臨時保育士101人(45.9%)となっている。
 市議会6月定例会一般質問で、議員3人が保育士確保について質問した。
 市教育委員会によると、子ども・子育て支援新制度の施行により保育園への入所可能な事由が拡大されたことや、核家族化の進行、共働き世帯の増加などで保育ニーズが高まっているという。
 全国的に保育士不足の傾向にあり、市内でも少子化で入所園児数は減ってきているが、3歳未満児は入所希望が増加しており、保育士確保が課題となっているという。
 市内ではことし4月時点で待機児童は発生していないが、保護者が希望する保育園で受け入れできず、定員に余裕のある保育園への入園調整を行った事例があり「須坂市でも第1希望の保育園に必ずしも入れるという状況ではなくなってきている」という。

2016-07-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。