長野高生〜須坂でフィールドワーク

2016-07-30 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定されている県立長野高校の1年生40人が26日、須坂市を訪れ、須坂景観づくりの会会員や、中心市街地の商店経営者らから、家業を継ぐ意味や、個人店が生き残る方法などについて聞いた。SGHは国際的に活躍できる人材の育成を目指すもの。同校は地域社会を通しての世界的な課題解決の基礎づくりなどを研究している。その一環として、中心市街地の現状や課題などを学ぶ目的で、フィールドワークを行った。
 生徒たちは商店などを巡って経営者から話を聞いた。このうち、金物店の増屋(南横町)では、田幸宣将社長が「個人商店は後継者不足も課題となっている。家業を継ぐというのは地域を盛り上げる意味でも重要。経営者は責任が重いが、自分の考えでことを進められる」とし、量販店との競合には「つけや商品の配達など、個人商店にしかできないことがある」と話した。
 若手経営者らでつくる須坂景観づくりの会の小林義則理事長は同会の活動を紹介。小路沿いに黒壁を整備するなどし、まちの魅力向上や地域活性化につながっていることなどを話した。
 田中智菜さん(長野市)は「みなさん、地域に愛着を持って頑張っていることが分かった」。本多竜晟君(中野市)は「個人経営の大変さや、楽しさを知ることができた」と話した。
 小林理事長は「こうした機会を通して、私たち商店主もまちの活性化や郷土愛について改めて考えることにつながる」とした。
 なお、長野高校1年生は、小布施町や飯綱町などでもフィールドワークを行った。

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