須坂創成高校〜初の企業実習始まる

2017-05-13 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 学校と企業などが連携して生徒の実践的学習の充実を図る須坂創成高校創造工学科の「デュアルシステム」で9日から、3年生37人の企業実習(2単位)が始まった。生徒たちは須坂市内などの企業(1人1社)で週1日(終日)、計10日間の実習に励む。ものづくりの現場での実践的な学びを通じ、知識や技術・技能の向上を目指す。実習の受け入れには、デュアルシステム協力企業会(53社)の30社が協力する。
 同科のデュアルシステムは、学科の生徒全員が参加する先進的な取り組み。各学年で外部と連携していく体系が構築され、生徒たちは1年時に「産業基礎」の授業で地域の産業を学び、2年時には企業での就業体験を行った。企業実習はデュアルシステムの仕上げとなる。
 山口拓郎さん(中野市)は、太陽光発電・太陽熱給湯システム販売などのサンジュニア(須坂市南横町)で実習。「いろいろな企業を知りたかった」と、就業体験とは別の企業を選択した。
 初日は太陽光発電パネルを固定させるための金具を出荷しやすいように並べる作業を行った。山口さんは「太陽光発電などは学校では学べないこと。社員の人たちともコミュニケーションをしっかり取りたい」。進学希望だが、将来は地元でものづくりに携わりたいという。
 西原弘樹社長(38)は「いろいろな業務があることを学んでもらい、今後の参考にしてほしい」と考え、実習内容は太陽エネルギー機器製造・設計に関わる一連の作業を学んでもらえるように計画したという。
 西原社長は「(現場で)須坂にあるものづくりを知れるだけでも貴重な経験になる。想像力を働かせ、何か興味があることを見つけてもらえたらうれしい」と期待していた。
 宮下蓮さん(須坂市高橋町)は、精密板金・溶接・機械加工の伸商機工(須坂市塩野町)で実習。2年生の就業体験でも同社を訪れ「板金の面白さを知り、もっとやってみたかった」と選んだ。
 初日は、学校にはないレーザー加工機を使った作業に励んだ。宮下さんは「将来は板金加工の職に就きたい」。そのためにも実習で技術を学び、将来に生かしたいという。
 「就業体験とは気持ちが違う」と、企業の一員としての責任を感じながら、実習に取り組むつもりだ。
 宮川岳洋(たかひろ)社長(44)は、同社の課題の一つに将来に向けた若い人材の確保を挙げる。「板金加工はなかなか周知されていない」ことから、デュアルシステムを通して生徒たちにやりがいを知ってもらいたいという。
 実習では板金加工の各工程を学んでもらう予定。宮川社長は「板金はいろいろなところに役立っている。縁の下の力持ちということを知ってほしい」と話していた。
 実習日は7月18日までの毎週火曜。実習開始前日の8日は同校(須園キャンパス)で結団式があり、大塚正校長が1期生に対する期待や注目度の高さを示し、「地域や日本のためにどう貢献していくかを考えてもらいたい」と激励した。

2017-05-13 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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