信州須坂の「直虎」もお忘れなく

2017-05-13 07:00 am by 須坂新聞

 今年没後150年の須坂藩第13代藩主堀直虎と、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公井伊直虎という直虎つながりの縁で、須坂商工会議所と静岡県の浜松商工会議所は3日、浜松まつりでにぎわう浜松駅前のギャラリーモール・ソラモで特設の「直虎ブース」を構えて特産品販売や観光PRを行い、「直虎交流事業」が歩み出した。
 去る3月、同じ直虎名の名君ゆかりの地域同士として相乗効果を図り、互いの地域活性化に寄与できればと、須坂商工会議所が浜松商工会議所に連携を申し入れ、快諾を得た。その第1弾として、浜松商工会議所から、同市の年間最大イベント「浜松まつり」でコラボ販売会をしようと提案があり、初の交流事業が実現した。
 今回、須坂市からは三木正夫市長、神林章商工会議所会頭、出店者、須坂創成高校くますぎクラブの高校生ら総勢20人が今回しつらえた特製の「直虎Tシャツ」を着て参加。商工会議所は「手を結ぶ直虎ゆかりの地」と記した横断幕も作り、テント上部に掲げた。
 会場は大勢の人が行き交うコンコース。祭り屋台が多数並び、直虎ブームで例年以上という活気あふれる中で須坂のブースでは、日本酒の「直虎」、味噌の「直虎」、和菓子の「直虎公」「一万石」といった堀直虎や堀家にちなんだ名前の商品、くますぎクラブ開発商品の村山早生ごぼうを使用したごぼうスープや同クラブが仕入れたジュース・ジャム・味噌漬けなどの特産品を販売した。
 また、観光パンフレットや漫画「堀直虎物語」などを配布して、「信州須坂の直虎もお忘れなく」とPRに努めた。
 会場には浜松商工会議所の大須賀正孝会頭と小杉和弘専務理事が訪れ、須坂市の三木市長、須坂商工会議所の神林会頭、岡村将次副会頭、春原博専務理事と握手を交わし、大須賀会頭と神林会頭は「直虎同士で一緒に盛り上げて、さまざまな場面で交流していきたい。きょうが第一歩、これから親戚関係のお付き合いをしていきたい」と誓い合っていた。
 会場を訪れた浜松市民を取材すると、「商標問題で対立しているという報道があったので一緒にブースを出していてびっくりした。仲良くやって、両方がよくなればいい」と率直な感想が聞かれた。
 また、須坂市高梨町出身で浜松市在住の神野洋子さん(38)が家族と訪れ、須坂の人たちと交流する場面があり、心を和ませた。須坂新聞4月29日号で今回の販売を知った実家から連絡があったとのことで、妹の井村里美さん(33)家族も中野市から駆け付けた。
 浜松に住んで13年目という神野さんは「須坂の皆さんが浜松に来てくれて、とてもうれしい。浜松の人たちに須坂は自然が豊かで、おいしいものがたくさんあることや堀直虎のことを知ってほしい。がんばってください」と話していた。
 浜松まつりは毎年5月3〜5日に開催、今年は3日間で185万9,000人が訪れ、昨年より約12万人多かったという。
 今年のまつりでは大河ドラマで井伊直虎の幼少期を演じた新井美羽さんがゲストとして招かれ、コンコースにも来場、神林会頭が直虎Tシャツをプレゼントして喜ばれた。
 なお、須坂商工会議所では直虎つながりの事業として、毎年度実施している視察研修を今年は9月7〜8日に浜松市周辺で実施するほか、交流事業第2弾も検討している。

2017-05-13 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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