2017-10-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂市村山町出身で新潟医療福祉大職員の佐藤綾さん(23)がこのほど、愛媛県で行われた第72回国民体育大会「2017愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」の水泳(競泳)成年女子50m自由形と同100m自由形でともに準優勝を果たした。国体の表彰台は4年連続4回目だが、2種目では初めて。入賞は8年連続となった。
成年女子は大学生以上が対象。佐藤さんは両種目とも日本水泳連盟が定めるインターナショナル・ナショナル選手標準記録(長水路で50mは25秒43・100mは55秒32)を目指して臨んだ。
1日目の100m自由形には21人が出場。予選を56秒21(全体の2位)で通過すると、決勝では1位に0秒04まで迫る55秒45で2位に入った。
屋外プールで天候も悪かったため、「レースぎりぎりまで体を冷やさないようにした」と佐藤さん。決勝までの間のウオーミングアップなども工夫したといい、「標準記録は切れなかったが、環境もよくない中で自己ベスト(55秒40)に近いタイムで泳げたことは自信につながった」と納得した。
2日目の50m自由形には27人が出場した。佐藤さんは予選を25秒55(全体の1位)で通過。決勝では25秒47とさらにタイムを縮めたが、0秒01差で惜しくも優勝を逃した。佐藤さんは「標準記録を目指していたので、タイムを切れなかったことと、0秒01差で(優勝した選手に)負けたことが悔しかった」。スタートの反応や浮き上がり、(100mは)後半の失速など、「自分の弱点(課題)が見えたレースになった」と大会を振り返った。
今後は11月に開かれるFINAワールドカプ東京大会への出場を予定している。短水路(25mプール)のため標準記録突破の対象大会ではないが、「自己ベストを目指して泳ぎたい」。また、来年4月に行われる日本代表選考会を目標に掲げ、「日本代表に入れるように頑張りたい」と意気込んでいる。
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