2018-10-27 07:00 am by 須坂新聞
須坂高校英語部(山田萌海部長=15人)の2年生4人は22日、小山小5年東組(36人)の外国語活動をサポートした。英語で自己紹介をしたり、好きなもの、欲しいものなどについて、児童たちとやりとりした。昨年締結した市と市内県立高校の包括連携協定に基づく地域貢献の一環で、今後も継続的に取り組んでいく予定。生徒自身のモチベーションアップと主体的・探究的な学びにつなげる狙いもある。
授業中の言語はほとんど英語。小山小英語専科の高橋有紀先生が、今日はスペシャルゲストが来ていることを児童に告げ、?高校生先生?たちに発言を促した。黒岩敬太さん(山ノ内町)、伊藤学さん(小布施町松の実)、錦織夢叶(ゆめか)さん(中野市)、和田野々花(ののか)さん(中野市)は、紙に書いた名前のスペル(つづり)を見せながら自己紹介。「暑いのは嫌い。寒いのは好きです」「チョコケーキが好き。カエルは嫌いです」など、滑らかな発音で話した。
この後、児童は教材の単元に沿った表現「What〜do you like?」などを用いながら、好きなテレビ番組や動物、食べ物などについて高校生に質問。アニメに関する話題になると、年齢の近い世代同士ということもあって、教室内は一気に和んだ。
授業終了後、生徒たちはそろって「緊張したけど(自分の名前の後に)?先生?と言われたのがうれしかった」と笑顔。さらに伊藤さんは「簡単な英語の文章、単語でも、正しく発音し、伝えることの重要性を感じました」と話した。
引率した英語部顧問の室井明教諭(60)は「地域に貢献することで、生徒自身の学習や将来を見据えた目標、活動の幅が広がれば」と期待した。英語部は年内に同校5、6年生の計5クラスを1回ずつサポートする予定で、残りの4クラスは11月5日と29日に、部員が交代で訪れる。
同部はディベート大会、レシテーションコンテストに出場するほか、イングリッシュキャンプ、洋画鑑賞などを通して、英語能力の向上を目指している。
また、須坂高は11月8日、同校に在学中のフランス人留学生と児童との異文化交流も計画している。
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