2005-06-04 12:00 am by 須坂新聞
厚生労働省が先月30日、市町村が公費負担で定期接種を実施している日本脳炎ワクチンについて、積極的な予防接種の勧奨を差し控えるよう求める事実上の中止勧告を行ったのに伴い、須坂市でも31日に実施予定だった日野小と仁礼小での集団接種が急きょ中止となった。
現行の日本脳炎ワクチンの使用と重症のADEM(急性散在性脳脊髄炎)との因果関係が認定されたことによる緊急措置。日本脳炎予防接種は3歳から7歳未満の幼児・小学4年生・中学3年生を対象に行っており、今年度はすでに、市内の乳幼児88人と、旭ケ丘小と井上小の90人、常盤中と東中の176人が接種済み。
当面は、定期の予防接種対象者のうち、特に保護者が予防接種を希望する場合、中止勧告の趣旨と予防接種の効果及び副反応を説明し、同意を得た上で接種可能。
市健康づくり課は「厚生労働省によると、よりリスクが低いと期待されるワクチンの開発が進められているため、接種再開も検討しているとのこと。日本脳炎ウイルスは蚊によって媒介されるため、戸外へ出る時などはできるだけ長袖・長ズボンを身につけて蚊に刺されないよう注意して」と呼び掛けている。問い合わせは同課保健予防係電話248―9018。
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