【須坂市】県工科短期大学校(上田市)と連携協定

2008-11-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市は30日、市役所で県工科短期大学校(上田市、大沢清一校長)と連携協定を結んだ=写真は調印後の三木市長と大沢校長。今後は産業、文化、学術などの分野で交流、連携、協力し、地域振興や教育研究の充実、人材育成を図る。大沢校長は「確固たるものづくり技術が大事。地域へ役立つ相互の発展を願う」。三木市長は「多様な分野での研究をお願いしたい」とあいさつした。教育研究機関との連携は信大、長野高専に続く。

 同校は昨年度、須坂市が立ち上げた2つの産学官連携研究会「組み込みビジネス・コラボ」「須坂地域金型人材育成ネットワーク」に参加し、同校内に設置される技術研究開発機構の手塚佳夫教授(須坂市在住)らが指導・共同研究を続ける。
 また、26日の須坂健康まつりでは、生産技術科兼技術研究開発機構の浅沼和志准教授(須坂市在住)が指導する研究室の学生が、人の呼吸の様子が見える「簡易呼吸計測具」の試作展示と実演を行うなどすでに連携が始まっている。
 協力事項は地域産業の振興など11項目。今後は新産業の創出・活性化支援、生涯健康づくり、環境にやさしいまちづくり、定住促進と蔵の町並みのにぎわいづくり、教育・人材の育成、インターンシップ等の現地学習を重点に進める。
 同校は厚労省所管の県立職業能力開発短期大学校として平成7年に開校した。県立は現在全国に9校ある。2年制で生産技術、制御技術、電子技術、情報技術の4科があり、定員は各40人で合計160人。卒業生は959人。県内出身者が多く、地元へ戻って就職するという。須坂市内からはこれまでに34人が学んでいる。連携協定は上田市に続いて2市目。

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