2010-02-01 07:00 am by 須坂新聞
長野商業高3年の植原崇裕君(須坂市南横町)と須坂商業高2年の渋谷涼太君(長野市)の2人が、このほど行われた国家資格の「応用情報技術者試験」で難関を突破し見事合格した。県商業教育研究会によると、県内の高校生では初という。
同試験は高度なIT(情報技術)知識や技能の習得が求められ、本年度は全国で78,218人が受験し、合格者は23.6%の18,457人。そのうち高校生の受験者は348人で合格者は19.3%の67人という難関。前身のソフトウエア開発技術者試験も含め、県内高校生の合格者はこれまでいなかった。
2回目の挑戦の植原君は「高校でのラストチャンス。何としても合格したかった」と試験に臨んだ。しかし自己採点が合格点に足りず「半分あきらめていて合格発表日を忘れていた」といい、教諭からの連絡で合格を知り「うれしくて声が出なかった」と喜んだ。
過去問題を中心に試験勉強を重ねた。「飽きっぽい性格だが、集中力を高めて根気強く机に向かうことができるようになった」と話す。今春、中央大商学部への進学も決まっていて「簿記を学んで教員になりたい」と目を輝かせる。
一方、初挑戦で合格した渋谷君は「試験前半の出来が悪かったと思い、後半は開き直って思い切りできた。自信がなかったので、合格を聞いたときは驚いた」と振り返った。
学校では情報処理部に所属し、部活や家庭学習で試験勉強を重ねた。「勉強する習慣がつき、学校での授業はもちろん家でも今まで以上に集中できるようになった」と話す。
来年度はもう一つ上の資格の高度(プロフェッショナル)試験に挑戦するといい「情報はどの分野でも役に立つ。将来は公認会計士になりたい」と夢を膨らませる。
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