2013-03-10 07:00 am by 須坂新聞
「子どもの一番の理解者は親。子どもにとって親は最後の砦。いじめなどの問題が深刻化する中、私たち大人は今、子どもたちのために何をすべきなのかを、一人でも多くの保護者に気付いてもらえれば」。
上高井教育七団体が先ごろ、須高の小中学校の全家庭と学校職員に配布した「教育に関するメッセージ」のリーフレットに目をやりながら、同団体の議長として、また上高井郡市PTA連合会の会長、そして保護者の一人としての思いを語る。
自身がPTA活動に関わる中で、保護者だけでなく教育に関わる多くの人と意見を交わしてきた。ここ最近では、大津のいじめ問題をはじめ悲しいニュースが社会に問題を投げかける。子どもを守ってあげられる“家庭”のあり方について改めて見つめ直すきっかけ作りのために、今すぐアクションを―との熱意が、上高井教育七団体からのメッセージ発信につながった。
「一番近くにいる親こそ、子どものどんな小さなサインも気付いてあげたい。子どもの中には、自分の気持ちをうまく伝えられない子もいる。幼い時から親子の対話を深め、コミュニケーション能力を身につけることの大切さも感じる」。
そして、しつけは家庭でするのが大前提。子どもの教育も将来のことも、すべて学校任せにしないということを保護者自身が再認識しないといけない―とも。
4月からはまた、新たなPTA組織での活動が始まる。「“教育は家庭が原点”というメッセージが、学校やクラス、保護者などの間で話題になるといい。私自身が完璧な親ではない。親同士が子どものために切磋琢磨しながら共に育っていきたいですね」。
須坂市野辺町。会社員。
※上高井教育七団体は、上高井郡市PTA連合会、須高の各教育委員会、上高井教育会、上高井小学校長会、上高井中学校長会、上高井校長教頭組合、県教職員組合上高井支部で構成する。リーフレットは上高井地区の小中学校の全家庭と学校職員に計6,500部を配布。各市町村の地域公民館など公共施設にはポスターを掲示している。
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