爆笑!!一日救急隊長の信プロ無茶さんの「救急法」広報活動

2013-09-14 07:00 am by 須坂新聞

 9日の救急の日や8日〜14日の救急医療週間に合わせて、須坂市消防本部は9日、信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんを「一日救急隊長」に委嘱、救急手当ての方法を織り込んだプロレスショーや広報活動などを行い、救急の日の周知や救急車の正しい利用などを呼び掛けた。
 無茶さんは同本部で委嘱を受けた後、救急法を実技体験。引き続き、市役所防災広場でプロレスショー、西友須坂店で広報活動、同本部で庁舎や施設の見学、はしご車搭乗などを行った。
 プロレスショーでは同本部職員を相手に、見学に訪れた須坂保育園児も多数登場させて楽しさいっぱいのショーを繰り広げ、昼休みで見物していた多くの人たちを爆笑の渦に巻き込んだ。ショーの後半では、意識がなく倒れ込んだままの職員に胸骨圧迫やAED(自動体外式除細動器)を使った心肺蘇生を行い、観客に「処置が早ければ早いほど命は助かります。ぜひ救急法を学びましょう」と呼び掛けた。
 無茶さんは取材に、「非常に貴重な体験をさせてもらった。信州プロレスは安全には万全を期して行っているが、いつ何が起こるか分からない。救急法をマスターすることは大事だし、消防の皆さんの任務の重要性や大変さがよくわかった」と話していた。
 同本部によれば、今年の救急車の出動は9日現在1,845件(1日平均7.32件)で前年同日比14件の減。市町村別では須坂市が1,362件で3件減、小布施町が276件で9件減、高山村が201件で1件増。ほかに高速道路へ6件(3件減)出動。3月までは60件近く減少していたが、4月以降増加傾向にあり、減少率は鈍化しているという。
 なお、救急車は須坂市消防署に2台、小布施分署と高山分署に各1台を常備(須坂市消防署に予備1台)しているが、救急車に乗れば急患扱いで待たずに受診できる―など緊急性のない出動も散見されるため、同本部警防課では「救急車の搬送者は10年前の1.5倍に増えています。救急車を正しく利用し、救急法も学んで、救える命を救いましょう」と呼び掛けている。
 市民向けの救急講習会は今年度3回計画、1回目は9月8日に実施した。今後は11月17日と来年2月16日に計画、要請があれば出向いて開くことも可能という。問い合わせは同本部警防課☎026-245-4900まで。

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