2014-02-01 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は25日、市在住者、市出身者、須坂に縁のある人たちが一堂に会する懇談会「ふるさと信州須坂のつどい」を東京都内のホテルで開いた。須坂の現状を知ってもらい、ふるさとへの提言や交流を通じて郷土愛を一層深めてもらおうと、今回で4回目の開催。在京者は関東各地から約45人、須坂市からは約35人が参加した。
冒頭、三木市長と、このイベントを運営する須高ケーブルテレビ(STV)の丸山康照社長が最近の須坂の状況を紹介しながら「ふるさと須坂を末永く応援して」とあいさつ。飲み物には須坂産の日本酒やワインなど、料理には須坂産のおやきややしょうまなども用意され、オール須坂の味覚が振る舞われた。
会場には数十年ぶりの再会を果たした人やミニ同級会を行うグループなどもいて、須坂の方言が飛び交う和やかな歓談が繰り広げられた。STVでは在京の人たちに須坂を懐かしんでもらおうと、同局が昨年開局25周年で実施した「私が選ぶ須坂百景」のダイジェスト版をスクリーンに映し出したり、臥竜公園からの生中継を行うなど趣向を凝らした。
PRタイムでは在京の人たちがあいさつに立ち、相之島町出身の信州大学特任教授中島厚さん(信州製小型人工衛星『ぎんれい』プロジェクトマネージャー/東京都八王子市在住)は「ぎんれいが2月28日に打ち上げられます。信州の多くの企業が参加した人工衛星ですので、皆さん期待して」と呼び掛けた。
在京の参加者で、穀町出身の永田春雄さん(69、作詞家/東京都大田区在住)は「平成24年の秋に『ふる里須坂』という曲を作詞、プロの歌手によって念願の歌になり、須坂の皆さんにも紹介させていただいた。このイベントは初めて参加しましたが、須坂出身で各界で活躍している人がこんなにたくさんいてびっくりしたと同時に誇らしく思います」、また、上町出身の山本悟司さん(46、国土交通省大臣官房技術調査課調整官/東京都目黒区在住)は「初めて参加しましたが、皆さんが温かく迎えてくれてすぐに打ち解けることができました。須坂の皆さんの話を聴き、交流することができて、ふるさとのよさを実感しました。須坂のことはいつも頭の中にあり、これからも須坂を応援していきたい」と話していた。
つどいの最後は、録画した高甫小学校ボーカルアンサンブル部のリードで「ふるさと」を歌い、フィナーレでは恒例となった「信濃の国」を大合唱、会場は須坂人同士の一体感に包まれた。
主催した市政策推進課は「在京の皆さんの中には飛び入り参加した人もいて、大いに盛り上がった。ふるさと須坂を思うさまざまなご提言をいただき、感謝したい。今後も皆さんにご協力いただきながら、須坂の地域力を高め、魅力を全国に発信していきたい」と話している。
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