2015-08-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の情報化を考える会は12日、オープンデータの活用促進を図る取り組みとして、「須坂市オープンデータソン〜須坂の歴史大発掘!」と題したイベントを蔵のまち観光交流センターで開いた。市の過去の統計情報が記載されている冊子「須坂市の統計」を基に、紙資料でしか残っていない記録をオープンデータとして公開するための電子化やグラフなどを用いたデータの活用事例を示すなどの試みを行った。
須坂市の統計は平成14年以前のデータが電子化されていない。イベントでは、同会呼びかけ人で名古屋大学大学院情報科学研究科准教授の遠藤守さん(須坂市明徳町出身)を中心に、参加者らが市の統計情報の中からオープンデータとして公開すれば役立ちそうなデータや、データの活用方法などについて検討を行った。
参加者からは「各町ごとの人口の推移が目に見えて分かればおもしろい」「過去の村や町の合併の変遷なども絡めれば、自分の住んでいる地域がどう発展してきたかを目に見える形で学べる」「アニメーションを交えれば中学生や高校生にも分かりやすくなる」などの意見が出た。
今回は統計情報の中から「文化財データ」と「町別人口データ」に絞ってデータ入力を進め、電子化や活用事例を完成させた。
遠藤さんは「イベントを切っ掛けにそれぞれの分野に詳しい人たちからアイデアや考えを聞くことができる。今後も市民に身近な形で、オープンデータに触れられる機会を多くつくっていきたい」と話していた。
今回完成させた成果は、情報化促進のため市へ提出する。
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