「ふれあいサロン」どう運営する?〜須坂市社協が初企画

2016-07-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市社会福祉協議会はこのほど、市内で高齢者や子育て中の親子らの交流の場を定期的に開設している「ふれあいサロン」の代表者を集めた会をシルキーホールで開いた。
 市内には80を超えるふれあいサロンが存在しているが、各町単位での活動が多く、代表者間の交流を深め、意見交換をすることで今後のそれぞれの活動に役立ててもらおうと、初めて企画。今回は高齢者との交流を実施している36サロンから約50人が参加して、事例発表、講演、交流会を行った。
 事例発表では相之島町、明徳町、亀倉町のふれあいサロン代表者が活動を紹介した。
 このうち、明徳町ふれあいサロンは小林俊次さんが「町の老人クラブが自然消滅した後の平成17年6月から始め、毎月1回第2水曜日に開催。冬の3カ月はやらない。毎回男女半々の25人前後、95歳の人も参加する。各回3コマを用意、1コマ目は運営委員が企画した催しで警察官や保健師から話を聞いたり、折り紙をしたり、ゲームをしたり。2コマ目は懐かしい歌を歌い、3コマ目はお茶とおしゃべりで、これが一番大事」と話した。
 課題については「参加者を増やすにはどうしたらよいか。魅力ある内容にするにはどうしたらよいか」などを挙げた。
 講演では日本レクリエーション協会、北信レクリエーション協会の佐藤里美さんが「みんなで一緒に楽しみましょう」と題して「都道府県ビンゴ」「須坂地名クイズ」「割り箸ゲーム」などを紹介。「頭の体操になるゲームなので、サロンに持ち帰ってやってみて」と呼び掛けた。
 交流会では1テーブル7〜8人ごとに各サロンの活動状況や課題などを自由に話し合った。課題では「高齢化で参加者が減少し、固定化している」「催し物が出し尽くしていて選定が難しい」などが共通して語られた。
 主催した須坂市社会福祉協議会は「サロンを運営している皆さんに集まっていただき、多くの悩みや工夫していることなどを聞くことができてよかった。それぞれのサロンで参考にしてほしい。今後も活発に活動してもらえるよう、このような交流の場を定期的に開催していきたい」と話している。

2016-07-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。