2019-04-20 07:00 am by 須坂新聞
百々(どど)川に鯉(こい)を泳がそう実行委員会(丸山剛会長、会員20人)は13日、高甫橋上流に100匹のこいのぼりを取り付けた。5月6日まで大空を泳ぐ。5月から令和時代が始まることから、観光客や小学生、市民らに令和への期待や平成への感謝を白いこいのぼり2匹に書いてもらって一緒に掲げた。参加した野辺町、望岳台の児童ら約60人が記念撮影後に大空へ放った。
酸性河川の百々川を魚がすめる川にしたい。水生昆虫と触れ合えるよう川の再生と子供たちの健やかな成長を願い、2004年から飾り16年目。
メッセージを寄せた白いこいのぼりは、東北大震災の復興を願って揚げて以来2回目。
丸山会長の妻照枝さんと娘の幸子さんが現物から型紙を作って全長4.5mと4mの大小2匹を1日がかりで作った。口は直径20cm〜25cmほど。目玉とともに古いこいのぼりから再利用した。「ミシンで丸く縫うのが大変だった」(照枝さん)
観光客や市民らのメッセージは「平成は自然災害も多く荒れた時代と感じます。令和は素晴らしい時代になりますように」「平和に健やかにすごせますように」「未来の子供たちも老人もくらし良い時代になりますように」と願った。
もう1匹は高甫小児童(2〜6年生143人)が寄せた。「一日を大切に令和の時代をすごしたい」「自然災害がない年に」「平和でありますように」
将来の夢「デザイナー」「ケーキやさん」「ペットショップで犬・ネコの世話」「看護師」「医者」や水泳・サッカー選手、「野球がうまくなりたい」など自由につづった。
1匹ずつ取り付けた児童の一人、中沢一基(かずき)さん(小6)は「留め金具が小さくて締めるのが少し難しかった。高甫橋の真ん中から泳ぐところを見たい」。富沢茉央(まお)さん(小5)は「青いこいを取り付けた。橋を通るときに橋の上から見たい」と取材に語った。
丸山会長は、過去に取り付けに参加し、成長した男性から「私たちも手伝った。思い出になっている」と声をかけられたという。「健やかな成長を願ってきた。今回もきれいに飾ることができた。皆さんのおかげ」と感謝した。
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