2019-10-16 07:00 am by 須坂新聞
台風19号による千曲川の越水で被害を受けた須坂市北相之島町で続く復旧作業。少しでも被災者の力になろうと、現地には県内外から多くのボランティアが訪れ、浸水被害を受けた家屋で住民らと共に地道な作業を進めている。
21日午後、床上まで浸水した一軒家では、男女5人のボランティアが床下から泥をかき出す作業をしていた。
養護施設職員の青木佑磨さん(28)は、愛知県春日井市から参加。大学時代の先輩など長野には知り合いが多く、ボランティアの受け入れ先を探していたという。
泥のかき出しは初めての経験で、「想像以上に重い。住んでいる人たちだけではとてもできない」。黙々と泥を集めて袋に詰める作業を繰り返していた。
この家の60代女性は、これまでにもボランティアの協力で、電化製品や畳などを片付けてもらったといい、「段取りよくやってもらえるのでありがたい」と感謝していた。
須坂市太子町出身で、現在は松本市で暮らす自営業の前田理子さん(29)は「仕事の関係もあってすぐには動けなかったけど、ようやく来ることができた」。午前中は、集会所内の壁や床に付いた泥を落とす作業を手伝った。
「思っていた以上に大変な状況。泥一つ掃除するにしてもなかなか1回では落ちない。一つ一つの作業には時間がかかる。まだまだ人手が必要だと思った」と話していた。
2019-10-16 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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