【台風19号豪雨災害】各団体から台風19号災害義援金

2019-11-23 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon■えびす講・観月会の善意金
 須坂商工会議所は、先ごろ開いた須坂えびす講(実行委員会主催)と観月会(須坂商工会議所主催)に寄せられた参加者の善意金15万円を台風19号(10月12日に最接近)により豪雨災害に見舞われた須坂市に贈った。神林章会頭やえびす講と観月会を運営した役員ら6人が市役所を訪れ、三木市長に手渡した。
 善意金の内訳は、えびす講実行委員会から88,500円。商議所の観月会から61,500円。
 えびす講は、一般来場者や商工会議所青年部、同女性会、市商店会連合会、出演した天明五閑太鼓、蔵フトフェアーから善意の気持ちが寄せられた。
 三木市長は「災害から1カ月がたつ。避難所を10日に閉鎖し、復旧復興に力を入れているところ。産業振興は市にとって極めて大切なことで復旧復興の基本になる。会議所のお力添えをいただきながら取り組んでいきたい」と謝意を述べた。
■全国友の会災害支援金
 全国友の会(東京)は18日、台風19号(10月12日に最接近)により豪雨に見舞われた須坂市に災害支援金20万円を贈った。信越部中央委員内山啓子さん、長野友の会須坂もよりの井畑佳子(よしこ)リーダーら3人が市役所を訪れ、三木市長に手渡した。
 同会は羽仁もと子を中心に『婦人之友』の愛読者によって1930年に誕生した。よりよい社会を創りたいと活動する女性団体。会員約17,000人。「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」がモットー。海外を含め900以上の友の会があるという。
 信越部は長野・新潟・富山・石川・福井5県の21友の会で構成。須坂もより(旧須坂友の会、11人)は、長野友の会(小山喜代美代表、124人)の一員で活動している。
 同会は被災会員に義援金を贈った後、県内では千曲川沿岸の被災自治体に災害支援金を贈ったという。
 三木市長は「大切に使わせていただきたい」と述べた。
■市公民分館3団体合同
 須坂市第4ブロック(7町、窪田潤一公民分館長)、坂田町公民分館、第11ブロック(6町、井田義男公民分館長)は19日、住民から寄せられた義援金や福祉バザー売上金の合計108,462円を須坂市に寄付した。「被災者の生活再建に役立ててほしい」との共通の思いで、それぞれの文化祭で義援金箱を設置するなどした。
 第4ブロックは11月9、10日に南部地域公民館で文化祭を開催。義援金箱に7,194円の善意が寄せられた。
 坂田町公民分館は10月27日の文化祭で、義援金箱に4,160円の善意が寄せられた。
 第11ブロックは10月26、27日、仁礼コミュニティセンターで仁礼ブロック合同文化祭を開催。各家庭の不要品を募った福祉バザーで97,108円の売り上げがあり、全額を寄付した。
■風景写真協会と写真愛好家
 日本風景写真協会長野支部(櫛引知江子支部長)と須坂市近隣の写真愛好家らは19日、台風19号災害義援金として須坂市に計35,000円を寄付した。
 毎年、須坂市民ギャラリー臥竜公園などで写真展を開いていることから、風景写真協会長野支部の20,000円、愛好家一同の15,000円を合わせ「少しでもお役にたてれば」と三木市長に手渡した。全国の絶景を収めた写真集『四季のいろ』1〜6巻と、小林俊雄さん(長野市)のパネル写真8点も併せて寄贈した。
■宮城県塩釜市の佐藤市長が持参
 宮城県塩釜市の佐藤光樹(こうき)市長は7日、須坂市役所を訪れ、台風19号豪雨災害に見舞われた須坂市に見舞金を贈った。塩釜市から10万円、同市職員と浦戸振興推進協議会から10万円、合計20万円を中沢正直須坂市副市長に手渡した。佐藤市長は「両市の職員や観光協会などで交流が続いている。経験を積んだ職員がいるのでできることがあればご支援申し上げたい。助けていただいたので少しでも恩返ししたい」と述べた。
 両市は災害時応援協定を結んでいる。
 佐藤市長は「一日も早い復旧復興をお祈りしている」。中沢副市長は「今やっと自宅などに戻れるようになった。避難所の炊き出しにおでんやえびす講などに干物など海産物を出していただき感謝している。見舞金は被災者の配分金として有効に使わせていただきたい」と述べた。
 東日本大震災(平成23年3月)で同市は47人が亡くなり、68人が災害関連で亡くなったという。
 佐藤市長は懇談の中で「塩水の泥のへどろによってさびが進み、見たこともない大きなハエにも悩まされた。500人の島の人口は今300人を切っている」「短時間に降られるとやりようがないことも事実。時間の経過とともに新たな問題も出てくる」と続けた。
■生活クラブ生協長野単協
 生活クラグ生活協同組合長野単協(組合員15,000人)は7日、台風19号豪雨により被災した須坂市に義援金50万円を贈った。西沢芳子須坂支部委員長(相森町)は「心からお見舞いを申し上げます。一日一日を乗り越え、少しずつ元気を取り戻していただきたい。市の皆さんには温かい対応と支援をお願いしたい」と述べた。長野ブロックの二ノ宮久美子理事(相森町)が中沢正直副市長に手渡した。
 長野単協は県内5ブロックに分かれる。須坂を含む長野ブロックは、千曲市に長野センターを置く。須坂市内の組合員は約450世帯。火曜の配達日(被災後の10月15日)に食材が組合員に届くか心配されたが、届いた組合員から感謝の言葉が聞かれたという。二ノ宮理事は「食材を当てにされていたことが分かった」と述べた。
 避難所の炊き出しや被災者宅のボランティアにも協力。「北相之島の組合員夫妻は途方に暮れていたが、すぐにボランティアセンターが活動を始め、自衛隊も応援に入り、早い対応に希望がみえた」(二ノ宮理事)。
 義援金受領後、中沢副市長は「被害を受けた方々に言葉を添えて配分していきたい」と答えた。
 生活クラブ生協の代表は他に畠山智志長野センター長の3人。
■ドラゴンゲート(北旭ケ丘出身のレスラーが所属)
 須坂市北旭ケ丘町出身のプロレスラー、ドラゴン・ダイヤ(21、兵庫県神戸市)が所属する「ドラゴンゲートエンターテイメント」は13日、ファンと会社から寄せられた災害募金50万円を須坂市に贈った。
 前日の長野大会に出場した。今年3月以来、半年ぶりに長野のファンに試合を見せた。10月29日には日帰りで、選手・スタッフ19人が北相之島の被災者宅で床はがし、泥の除去と土のう詰め、消毒などのボランティアをしたという。
 「ご夫妻から助かると言ってもらってよかった。長野大会はしっかり盛り上げようと思い、盛り上がってよかった」と語った。
 入門して3年目。昨年11月のデビューから1年。年間170試合のうち、月5試合ほどに出場しているという。高校時代は陸上八種競技に打ち込んだ。

2019-11-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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