【須坂市長選1月12日告示】現職三木氏、新人岩田氏が表明〜一騎打ちの構図か

2019-11-23 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う須坂市長選(来年1月12日告示、19日投開票)に19日、現職4期目の三木正夫市長(70、相之島町)が立候補の意向を表明した。12月市議会定例会の招集あいさつで発言した。一方、同日、候補擁立を目指す「民主政治を進める須高地区連絡会」が第1勤労者研修センターで会合を開いた。事務担当の岩田修二須坂市議(69、本上町)が出馬の意向を表明。労働団体や社民党、共産党、憲法9条を守る市民団体など出席した団体代表者が候補予定者と確認した。市選挙管理委員会は12月13日午後2時から市役所本庁舎3階305会議室で市長選立候補届け出説明会を予定している。
 三木市長は本会議場で「(これまでの選挙戦での)公約は、市内外の皆さまのご支援・ご協力により、ほとんど達成できた」とした。
 進退について「台風19号災害があり迷っていたが、インター周辺大規模開発とこれを生かしたまるごと博物館構想、臥竜公園一帯での先導的官民連携支援事業、市全域の防災・減災対策、市内高校再編、仁礼の一般廃棄物最終処分場建設に伴う地域振興など市の発展に大きな影響がある、手掛けている事案を、引き続き責任を持って取り組むべきとの市民の激励などを重く受け止め、出馬を決意した。初心を忘れず使命感を心に刻んで、よりよい須坂市を築いていきたい」と述べた。
 岩田市議は5期目。19日の会合で各団体代表は「保守系を含めて擁立を検討した。市民代表の市議の中から新リーダーを」「多選5期目は許してはいけない」「現職議員の存在は大きく再考を」「住民の願いに寄り添う人に」など意見が出た。
 岩田市議は「17年間の政治活動の集大成として市長選に挑戦する決意をした。現市政運営は市民のためになっているのか疑問。市民の手による市民のための市政を進めていかなければならない。人任せの市政を放っておけない。安心して住める市にしたい」と語った。
 長野経済短大卒。元市職員。職労執行委員長、市監査委員を歴任。社民党須高総支部代表だが出馬は無所属で。
 告示まで2カ月を切った。ようやく現職、新人一騎打ちの構図がみえてきたが、予断を許さない情勢が続く。

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