【山びこ幼稚園】園児たちの声 再び〜1年間の休園経て

2020-04-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 学校法人曽沢学園が運営する「山びこ幼稚園」(須坂市南原町、神林典子園長)は、1年間の休園を経て再開した。8日、入園式を行い、3歳児5人、2歳児2人を迎えた。臥竜山の麓の自然豊かな園舎に、子どもたちの声が復活する。新理事長は金井崇晃さん(須坂市塩川町)。前理事長の曽沢富枝さんは名誉理事長に就いた。
 式で神林園長は「幼稚園には紙芝居やかけっこ、砂場遊びなど楽しいことがいっぱいあります。あしたから元気に来てください」と子どもたちに呼び掛けた。
 同園は、医師で教育家のマリア・モンテッソーリ博士が考案したモンテッソーリ教育を継続する。感覚、言語、音楽、算数、文化など、さまざまな分野につながる活動(お仕事)を自ら選んで取り組み、日常生活練習を重ねる中で、個々の能力を引き出す。
 本年度はたてわり保育の「すずらん組」。職員は名誉理事長、理事長、園長の他、担任の大日方美智代さん、副担任の豊田理紗さん、事務の金井真莉奈さんの6人。
 保護者の清水陽香さん、百瀬多佳美さんは共に同園の出身者で、入園式後の取材に「いろんなことに挑戦してほしい」「自分で考えられる子になって」と、我が子の成長を願った。
 平成26年に前園長の曽沢富美子さん、昨年1月に創立者で元理事長の曽沢宇吉さんが他界したことに伴い、同園は閉園に向かっていた。しかし同園出身で弁護士の金井理事長は、「自分の原点ともいえるこの幼稚園をどうしても存続させたい」と昨年4月、新たに理事、理事長となって承継を決めた。
 この1年間に耐震工事、おひさまテラスの新設、砂場の改良などを行い、園庭にはモミやカエデ、クヌギなど樹木13本を植栽。新たな「共育理念」に願いを込めた。
 金井理事長は「大勢のご支援、励ましを頂きながら新たなスタートを切ることができた。保護者の方々と共に子どもたちを育て、のびのび、笑顔いっぱいの幼稚園を作っていきたい」と話す。
 定員は2歳以上の150人。年度途中でも入園可能。延長保育は午前7時半〜8時半と午後3時半〜6時半。送迎は各家庭で。同園☎026-214-9717。

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