2020-04-18 07:00 am by 須坂新聞
政府は16日、新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻な状況であることを踏まえて「緊急事態宣言」を全国に拡大して発令した。また、県は14日、広域圏ごとの感染リスクを4段階で示す度合いを見直し、須高地区を含む長野広域圏と松本広域圏をレベル1からレベル2に引き上げ、警戒宣言を発令した。レベル2は濃厚接触者が確定できないなどの状況を示す。それを受けて、須高3市町村はそれぞれ対策本部会議を開き、感染リスク減少に向けて住民に一層の協力をお願いすると共に行政が運営する施設の休止期間を延長することなどを決め、ホームページや防災メールなどで周知していく。
須坂市は15日、対策本部会議を開いた。三木正夫市長は「須坂市は長野広域圏に含まれ、通勤通学や買い物など同じ生活圏として往来があり、市民の皆さんの協力が必要」との認識を示し、須高医師会などとの連携を深め、市民の健康維持に努めていくとした。
2015年の国勢調査によると、通勤通学などで須坂市から長野市へ8,071人、長野市から須坂市へ5,701人が往来しているという。買い物やレジャーを含めるとさらに多くの往来がある。
三木市長は15日、市民に向けて▽毎日健康をチェックする▽風邪症状があれば外出を控える▽医療機関へ感染を広げない▽人との接触機会を極力減らす▽感染リスクの高い場所への出入りを避ける▽感染拡大地域との往来は原則控える―などとする要望のメッセージを出した。
市は税務課、健康づくり課、福祉課などの窓口にビニールカーテンを設置。その後も市民との接触の多い窓口を中心に順次設置する。庁舎内では▽1日3回10分の換気▽毎朝階段手すりを消毒▽アルコール消毒液の設置―などを行っている。
小布施町は8日、町職員向けに新型コロナウイルス感染防止の注意事項を通知した。登庁前の健康チェックや感染拡大地域への出張の禁止などを取り決めた。
町民にも、東京都など感染拡大地域からの家族の帰省をできるだけ自粛し、すでに帰省している場合は2週間の自宅待機に協力するよう求めている。
高山村は、感染防止対策として、新たに役場庁舎や保健福祉総合センターなどの窓口カウンターに飛沫(ひまつ)感染を防ぐための透明なシートなどの設置を進めている。
20日からは朝の検温など健康チェックも始めて警戒を強化。今後、休日の振り替えや会議室などの活用による分散勤務についても検討していく方針だ。
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