2020-04-25 07:00 am by 須坂新聞
百々(どど)川に鯉(こい)を泳がそう実行委員会(丸山剛代表、会員約20人)は19日、高甫橋上流に100匹のこいのぼりを取り付けた。平成16年から17年目。令和に入って2年目。世界的に拡大する新型コロナウイルス感染症の早期終息を願う―とのメッセージを支柱に掲げた。例年小中学生も参加するが、今回は野辺町や望岳台、小山町、上八町、下八町の会員のうち、有志15人が取り付け作業をした。
関野芳秀さんは「こんな時代だからこそ大空を元気よく泳ぐこいのぼりを見て、ストレス解消の手助けになればいい。気持ちで負けないよう、感染症に立ち向かっていこう」。
中沢秀樹さんは「農業用水として使っている百々川の酸性水がいい水になるようにと願っている」。
中沢允(まこと)さんは「感染症に負けないよう、市民の結束を願うばかりだ。こいのぼりの力を市民に届けたい。子供たちと一緒に作業できないことはやむを得ないが、心を込めて届けたい」。
竹前軍治さんは「15年以上やってきて昨年は市から活動が表彰された。市外からみえる子供たちにも喜ばれているので続けたい」。
中沢正直さんは「子供たちに見てもらい、元気になってもらいたい。高甫橋を通りかかったときにこいのぼりが元気に泳ぐ姿を大勢に見てほしい」と取材に思いを語った。
丸山代表は「実施をやめたらとの話もあった。全国に緊急事態宣言が出たが、計画したのだからやろうとの方向に固まった。人が集まることを心配したが協力してもらい、取り付けができた。降ろすときに終息していればいいが」と判断に迷った心境を語った。
こいのぼりは年に数本が丸山代表の下に届くという。遠くは東京から。「大空を泳ぐ写真を寄贈者に送ったら喜ばれた」(代表)
設置は連休明けの5月9日まで。
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