【須坂カッタカタまつり中止】新型コロナ対策で史上初〜花火に続き「我慢の夏」に

2020-05-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂カッタカタまつり実行委員会(実行委員長=三木正夫市長)はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、7月18日に予定していた「第43回須坂カッタカタまつり」の中止を決めた。中止は史上初。翌19日に予定していた「第33回須坂みんなの花火大会」も中止となり、須坂を代表する夏の風物詩に参加できず、見ることもできない「我慢の夏」となる。
 同委員会では当初5月12日に会合を開いて開催可否を検討する予定だったが、いわゆる“3密”を防ぐ観点から、各実行委員に書類を送って判断してもらう書面表決に変更。実行委員会を構成する33団体のうち29団体から回答があり、26団体が中止を承認した。
 「承認しない」と回答した3団体も「現状では夏の中止はやむを得ない」点では他団体と一致しており、付帯意見として「夏は延期にして、以降の開催の可能性を再度議論したい。踊りの祭典だけでもいい」「秋に開催することも一案。例えば11月3日のえびす講や銀座通りのイベントと同時開催すれば、これ以上ない須坂の元気発信イベントになる」などの提案があった。
 実行委員会事務局の市商業観光課では「多くの市民の皆さんが楽しみにしていることは重々承知しているが、現状では感染リスクを回避できず、実行委員の皆さんからも了解いただき、市民の安全を守るために、中止とさせていただいた。苦渋の選択であり、状況をご理解いただきたい」と話している。
 近隣の市の夏祭りでは「長野びんずる」や「中野ションションまつり」が既に中止を決めている。
 また、須高地区では小布施町の「くりんこ祭り」は5月19日の会議、高山村の「信州高山まつり」は5月中旬の会議で開催の可否を決めることになっている。

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