2020-07-23 07:00 am by 須坂新聞
新型コロナウイルスの影響で中止となった第102回全国高校野球選手権長野大会の代替大会として、18日開幕した2020年度夏季高校野球長野県大会。集大成の舞台に懸ける3年生の思いは、白球を追い掛ける球児を陰で支えてきたマネジャーも同じ。須坂創成の宮沢優月(ゆづき)さんは、須坂市内3チームで唯一の3年生マネジャーだ。
野球一家の父、兄、弟の影響で若穂中時代はソフトボール部に所属。「野球が好き。中学のときは保護者の皆さんなどに3年間支えてもらった。今度は自分が裏方として支える立場になりたかった」。三つ年上の兄がOBの須坂創成野球部のマネジャーになった。
昨夏の大会後、先輩マネジャー2人が引退し、今年6月に1年生3人が加わるまでは1人でチームをサポート。新型コロナで選手権大会の中止が決まったときは「何もせずに終わっちゃうのかと思ったら悲しくて…」。つらさを乗り越えて最後の夏にたどり着いた。
更級農業と対戦する代替大会初戦はあす24日。「3年生部員からは気力を感じる。最後の一球まで自分の今までやってきたことを信じて頑張ってほしい」。自身も記録員としてベンチに入り、勝利を願いながら仲間たちの足跡をスコアブックに刻む。
2020-07-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy