2020-08-01 07:00 am by 須坂新聞
長野県は7月26日、須坂市の50代男性会社員が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。県長野保健所管内、須高地区で初の発症事例となった。県は同日4人の感染確認を発表、30日現在、県全体で103人となった。
男性は18日に発熱やせきが出た。20、25日に県長野保健所に相談し、医療機関で受診。25日の検査で陽性が判明し、県内の感染症指定医療機関に入院した。発症前2週間に東京都を含む首都圏を複数回訪問したという。濃厚接触者は調査中。
これを受けて、三木正夫市長は27日、市のホームページで「改めて3密を避ける、マスク着用など新しい生活様式を行い、感染予防に努めてほしい。感染拡大地域への往来はできる限り控え、発熱やせきなどの症状がある場合は長野保健福祉事務所へ相談してほしい。この発表により、感染者に関する不確かな情報が広がることが予想される。皆さまには、不安な気持ちに負けず、人権に配慮した冷静な行動をお願いしたい」と市民向けにメッセージを寄せた。
また、須高医師会の鶴田崇会長は同ホームページで「須高地域で患者が確認された。しかしながら、犯人探しやデマを流すことなく、この感染症が終息した際に、品位ある行動が称賛される須坂市であってほしい。一致協力して人災の被害者を出さないよう自制し、この未曾有の危機を乗り切りましょう」とメッセージ。
三木市長は28日、本紙とグーライトとの共同取材に「本人は仕事で県外を往復、気の毒なのは本人であり、私たちは人権に配慮した行動が必要。イベント開催は感染予防を徹底しながら慎重に実施、経済との両立も図りたい」と話した。
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