【夏季高校野球長野県大会】須坂創成高校は相手3投手攻略できず…

2020-08-01 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 2020年度夏季高校野球長野県大会の2回戦以降が各球場で行われた。須坂勢は7月23日に須坂が長野西に10-14、7月24日に須坂創成が更級農業に0-9(七回コールド)で敗れ、ともに北信地区の初戦(2回戦)で姿を消した。大会には78チームが出場。雨の影響で順延した試合もあったが、1、2日に北東中南信4地区で代表決定戦が行われる。各地区上位2チームが5日から長野オリンピックスタジアムで始まる県大会に進出。順調に日程が進めば10日に県チャンピオンが決まる。

 〔評〕須坂創成は三回を除き毎回得点を与えるなど相手に主導権を握られ、9失点の七回コールドで敗れた。五、六回は先頭が出塁するなど四回以外は毎回走者を出したが、相手3投手の前に散発2安打に抑えられ、流れを引き寄せることができなかった。
 守備は山小捕手が初回に三盗、二回に二盗を阻止するなど、相手の好機の芽を摘み、最少失点に抑えたが、三者凡退に抑えた三回以外は毎回安打を浴び、3本の長打を含む14安打で9失点した。
 打線は一回に3番山嵜が右前打に敵失が絡み一気に三進、二回は四球を選んだ先頭の5番春原が犠打と内野ゴロの間に三塁まで進んだが、いずれも後続が倒れた。七回も四球や敵失で無死満塁の好機をつくったが、投ゴロ本塁併殺などで1点が遠かった。
 須坂創成2安打0打点1犠打飛5四死球0盗塁7三振7残塁。更級農業14安打9打点3犠打飛5四死球4盗塁5三振8残塁。
 丸井監督 勝って恩返しがしたいという選手たちの強い気持ちが裏目に出てしまった。思いのほか相手投手がよく、焦ってボール球に手を出してしまうなど、うまく歯車がかみ合わなかった。もっとメンタルコントロールをしてやれればよかったのだが…。
 上條壮投手 チームの流れをつくろうと思ったが、制球が定まらず、持ち味の打たせて取る投球ができなかった。思うような結果にはならなかったが、みんなと楽しく練習や試合が思い切りできたのでよかった。
 山小捕手 投手陣を引っ張ることや1番打者で流れをつくることができなかった。勝って感謝の気持ちを伝えたかったので悔しいが、自分のできることを一生懸命にやれた。
 宮?主将 焦らずに1点1点を積み重ねていけば勝てると信じていたが、序盤に点を取られたことが、守備や打撃に影響してしまった。試合ができることになり、練習や練習試合でも一球一球に懸ける思いがこれまでとは変わった。試合ができたことには感謝しかない。こういう結果になってしまったが、最高の時間だった。

2020-08-01 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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